自動車部品メーカの株価と変動要素【2021年1月】
自分が所属する自動車部品業界の株価について考察してみます。
自分の会社や、就職を希望する先の株価ってやっぱり気になりますよね。
大手企業だと、大抵の会社で”持株会”とかありますし。
持ち株会で株を購入すると、会社からの補助も出て資産形成としては、なかなかいいんじゃないかと個人的には思っています。
自動車部品メーカの株価変動要素
自分が働いている業界に対して辛口なことを言うのも気が引けますが、私が考える要素は2つです。※品質問題など起きない平常時を想定しています。
- 車の販売台数
- 為替
この2つによって部品メーカの株価は変わります。
ぶっちゃけ部品メーカの売り上げやら、利益やら、いい製品を作ったとかは、大局には関係ないと思っています。
車の販売台数
「車の販売台数」自動車部品は当然ですが、車が売れないと売れません。すべては車が売れるかどうかにかかっています。今後の車の販売台数はどうなっていくでしょう……
日本国内を見れば、一時的にコロナの影響により、個人保有の車が増えるかもしれません。しかし、少子高齢化が進み、ライドシェアやMaasが普及し、テレワークも加速する、等々の事態を予測すれば、確実に販売台数は減るでしょう。
では、世界をみるとどうか?
先進国では既に飽和状態、今後は、日本同様カーシェアやライドシェアで減少が見込まれています。
ある予測によると、2040年頃には、中国・東南アジア圏の販売台数は飽和すると考えられているそうです。発展途上国を見ても販売台数はいずれ頭打ちする時期がくるでしょう。
為替
日本の自動車業界は、皆さんご存じの通り輸出産業です。
株価によって利益が大きく変動します。これによる影響が思いの他大きいのです。
円安/ドル高になれば、株価上昇です。
2020年の株価動向
さて、自動車部品メーカの2020年の株価の動きをいくつか見てみましょう。
デンソー
アイシン
豊田自動織機
ブリヂストン
住友電工
昨年の国内販売台数を見ると、3月までは90%程度で推移していましたが、4月以降急落、それに伴い株価も低下。10月以降販売台数が持ち直してくると株価上昇です。