自動車ソフトエンジニアの今週の気になるニュース【2022/2/6-2/12】
自動車部品メーカーでソフトウェアエンジニアになって、もうすぐ15年になります。
少しは業界のことが分かってきたと思います。
そんな自分が今週気になったニュースについて、考察していきます。
今週"気になっただけ"で、発表時期が今週かどうかは分かりません!ご容赦ください(笑)
こんなこと考えている奴もいるんだなと、何かのきっかけや、自動車業界を目指す就活中の方、転職活動中の方の参考になれば幸いです。
そもそも世の中の動向をチェックするのは自分の為になりますしね。
自動運転でドリフトするトヨタスープラ
car.watch.ihttps://www.youtube.com/watch?v=0fqgrwN8J-Ampress.co.jp
TRI(Toyota Research Institute)が動画を公開しました。
動画には、スープラがドライバがハンドルを握らずにドリフト走行をしながらコースを駆け抜けていく様子が収められています。
てっきりパフォーマンスのための動画かと思ったら、走行中に予期せぬアクシデントが起きたときにも車両をコントロールできるように安全性を向上させるための技術として開発しているようです。
将来は、市販車への搭載も志しているようです。
車載ソフトウェアエンジニアとしては、ワクワクする動画ですね。
自動運転技術の開発に直接携わっていませんが、こうなっているのかなぁと想像します。
同じコースをくるくる回るだけだったら、AIといっても意外とモデル予測制御とか非線形モデル予測制御の応用とかだったりするんでしょうか?
ソニーAI、グランツーリスモのチャンピオンに勝利
こちらは、ソニーのAIの話です。
ソニーAIが、深層学習を用いたグランツーリスモ用のAI「グランツーリスモ・ソフィー」を発表しました。
学習には、報酬やペナルティを与えて自立学習を促す「強化学習」が用いられているようです。
将来市販車で自動運転が用いられたとしても、なかなか実機で学習や検証をすることは難しいのではないでしょうか。
そうなってくると、シミュレーション上での学習は必須になってくるはずです。
そうした技術の場合、ソニーのような企業は自動車メーカーを抜いて優位な立場になることもあるかもしれないですね。
最後に
今週はAI関係に目がいった一週間でした。
車の制御も結局は時系列データで次はどうなるが予測できれば対処のしようがありそうな気がします。
RNNやLSTMを活用した車両制御ソフトが市販される日も遠くないかな!?