【Raspberr Pi 4】DCモーターをモータドライバ( TB67H450FNG )を使って制御してみる
こんにちは、レオハルです。
今回は、DCモータ制御です。
制御と言っても今回は、ON/OFFでとりあえず回すだけです。
仕事では、PWM制御とかやってますが、高尚な制御は今回はありません。
ひとまず、ラズパイにモータドライバを接続し、DCモータを回してみるところまで実施します。
モータドライバ:TB67H450FNG
モータには、いくつか種類があります。
今回は、ミニ四駆とかで使われているDCモータをぶん回します。
ラズパイの学習キットなどについているマイクロサーボモータなんかだと、角度・位置指定で少しだけ動かす場合に有用ですが、ずっと回し続けることができません。
DCモータをラズパイで回そうとしたとき、ラズパイのGPIOポートに直接接続し動作させることは出来ません。細かいことは、省略しますが、モータを動かすため必要な電流が、ラズパイからは出力できないからです。そこで必要になるのが、モータドライバです。モータドライバにDCモータへ電力供給するための電池を接続し、ラズパイからの指示によって駆動させるという使い方が可能となります。
ラズパイ電子工作でDCモータを回すためのモータドライバとして、長らく定番だった「 TA7291P 」というデバイスがあったみたいですが、2020年の現在製造中止になっています。新しくラズパイ工作に取り組もうという有志が、web上でモータドライバを探そうとすると、これを使用した記事が多数確認できることでしょう。私もその一人でした…。
代用品を探していたところ、今回の「 TB67H450FNG 」が利用できました。
電子工作の強い味方、秋月電子でも2020/4/24より、TB67H450FNG を利用したモータドライバモジュールが販売されており、こちらを購入させていただき、利用してみました。1キット230円と値段もお手頃です。
使い方は、TA7291Pと同じように接続していけばいので、代用品としては、おススメできそうです。
1つだけ手間が増えていた点としては、ブレッドボードで使えるように変換ピンにはんだ付けが必要です。半田ごてが必要です。
もともと、TB67H450FNGは、面実装用のパッケージなので、シングルラインのブレッドボードで使うようにするには、ひと手間必要だったわけです。それでも、キットとして販売されていたので、私としては、全然OKでした。
配線
モータドライバをブレッドボードに差し込み、各端子を接続していきます。
上から順に次のように接続します。
OUT2:モータ端子どちらか
RS :電池ボックス -
OUT1:モータ端子どちらか
VM :電池ボックス +
VREF :ラズパイ 5V
IN1 :GPIOどっか
IN2 :GPIOどっか
GND :ラズパイGND
モーター(動かす対象)
今回の目標としては、キャタピラ戦車を動かす予定としました。
ということで、これまた定番相手ものこちらを購入し、組み立てます。
モーター&ギアボックスセット
タイヤ&キャタピラ
土台(車体)
完成イメージ
動作確認
組み立て後、とりあえずの動作確認として、WebIOPiを利用して動かしてみました。
WebIOPiについては、以前の記事を参照ください。
WebIOPiでモータドライバ回路の動作確認🚙 pic.twitter.com/KanKet5sCx
— レオハル@車載のソフト屋さん🚗 (@vefortec) 2020年5月31日
今後の予定
次はコントローラ使って、実際に走らせるプログラムを作成していきたいと思っています。