技術ブログを書く理由 ~企業勤め 車載ソフトウェアエンジニアの場合~
車載ソフトウェア開発に従事する、企業勤めのサラリーマンエンジニアである自分が技術ブログを書いてみようと思った理由を整理していきます。まだ、技術ブログと呼ぶにはおこがましいと自覚していますがご了承ください(汗)
エンジニアとして成長していくための1つの試行として見てください。
合わせて、各理由のもと(?)になった、影響を受けた書籍を紹介しておきますので、こちらも参考にしてください。
アウトプットすることでスキルを定着させる
まずは、これが一番です。
ブログへ自分の技術を書き記し、アウトプットすることでスキルを定着させます。
私レオハルは、車載ソフトウェアのエンジニアをしております。
所々で書いておりますが、エンジニアとはいえ、バリバリのサラリーマンです!
社畜となって、言われるがままの製品・プロジェクトに参加し、開発を進めています。そんな会社生活の中だと、なかなか自分の持っている"技術"を整理する機会があまりありません。そこでブログを使ってアウトプットしてみようと考えました。
2018年に発行され、今も売れてる 樺沢 紫苑さんの”学びを結果に変えるアウトプット大全"という書籍を遅ればせながら昨年末に読みました。
成長のためにどれだけアウトプットが有用なのかを教えてくれる1冊になっています。
その中で、アウトプットとインプットの割合について述べられている箇所がありました。効果的な学びの割合として「7:3」が提唱されていました。
会社生活の中でのアウトプットだけでは、7割には到底届きそうにありません。
そこで、ブログでアウトプットすることで、7割を達成し、スキルを定着させることを決意しました。
情報収集することで自らスキルアップして多様性を広げる
ブログを書くことためのネタ探しも兼ねて、普段自分の仕事で関わらないような技術についても情報収集していきたいと考えています。
新しいことを自分へインプットし、さらにそれをブログでアウトプットさせることでスキルアップしていこうという狙いです。
これを繰り返すことで、自分の中に複数の分野の技術が入り、多様性が生まれます。
自分のエンジニアとしてのモチベーションの一つに、「イノベーションを起こしたい」という考えがあります。
イノベーションを起こすには、多様性が重要と言われています。しかし、一つの組織の中で同じような経歴のメンバーが同じような仕事をしていては、多様性なんて生まれるわけがありません。日本の古い大手企業には、こういったところが結構あるのではないでしょうか。
会社や他人を変えるほどの力は、残念ながら私にはありませんでした。
「じゃぁ、自分の中に多様性を広げてみよう」ということで、ブログを通じた情報収集という方法に行きつきました。
文章力・コミュニケーション力を上げる
バリバリ理系出身で高校まで野球一筋だった私が苦手な分野です(笑)
ブログを書くとなると、「文章を書く」「相手に伝える」という技術が必要になってきます。
自動車部品メーカー勤めの私の場合、ソフトウェアという得体のしれないものを、メカ屋さん、ハード屋さん、管理者のおじさん達に伝える必要があります。ブログを書くことで得られるライティングの技術は、人に話す際にも有効な技術です。
いろんなところでおススメされていた「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を文章力向上のための足掛かりと思って読んでみました。この本から私が受けた印象としては、文章を書くということも、結局はどういう論理で話を構成させるのかという、考え方の部分が大きいと感じました。
会社生活をうまく過ごしていくためのコミュニケーション力の向上に、ブログで文章を書くというのは、有効な手段だと考えています。
自分の市場価値を高める
上記の3つをやることがイコール「自分の市場価値」を高めることになるかと思います。
会社勤めをしていると、どうしてもその会社や業界の中のルールに縛られてしまいがちで、実は、他社や他の業界に移った時には、まったく使えないスキルになる可能性があります。
自身の中で身に付いた考え方や技術が、世間では、どうなのかを意識します。ブログで世間に発信する際にベンチマークしていくことで、価値に気づくことになると考えています。また、そこでの気づきを踏まえ、何を自分に身に着けていくことが重要なのかを考え、成長に繋げていくことができます。
資産形成
最後になりますが、せっかくまとめるなら自分の資産として残したいと考えました。
自分のノートに書き記しても、上記のような効果は得られるかもしれません。
しかし、そこで止まってしまいます。ブログという形で残すことができれば、自分を外に向けて発信できる広告にすることもできますし、自分の技術を情報という商品として収入を得ることができるかもしれません。(そうなるかは、頑張り次第ですが・・・)
ただし、現時点では、収入を得ることが第一ではありません。あくまで、エンジニアとしての成長が第一です。
以上、自分の中のまとめでした。
人それぞれ理由があっていいと思います!
また、その理由がまとまっていなくてもいいと思います!
まずは、やってみることが大事!